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収入・税金

ハンドメイド販売の簡単な帳簿付け方法【月1時間で完結するシンプル会計】

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帳簿付けが必要な理由

ハンドメイド販売を始めて売上が出てくると、確定申告のために帳簿の記録が必要になります。しかし「帳簿」と聞くと難しそうに感じる方も多いでしょう。実際には、最低限の収入・経費・利益を記録するだけで十分です。

帳簿を付けることで得られるメリットは税務面だけではありません。どの作品が利益を出しているか、材料費が売上に占める割合はどのくらいかを可視化できるため、価格設定の見直しや経営判断に役立てられます。

帳簿付けに必要な最低限の知識

記録すべき3つの項目

1. 収入(売上)
minneやCreemaの売上金額を月ごとに記録します。プラットフォームの管理画面から確認できる「入金額」ではなく「販売金額(手数料差引前)」を記録するのが基本です。

2. 経費(必要経費)
材料費・梱包費・送料・プラットフォーム手数料・道具代・通信費など、販売活動に必要な支出を記録します。レシートや領収書と照合できるよう日付・金額・内容・支払先をセットで記録します。

3. 利益(所得)
収入から経費を差し引いた金額が利益です。確定申告で申告するのはこの利益です。

複式簿記は必須ではない

白色申告の場合は単式簿記(収支の記録)で構いません。青色申告で65万円控除を受けるには複式簿記が必要ですが、freeeやマネーフォワードのような会計ソフトを使えば自動的に複式簿記形式で記録できます。

Googleスプレッドシートでの月次帳簿テンプレート

基本的なシート構成

スプレッドシートを以下の3シートで構成します。

シート名 内容
売上記録 日付・作品名・販売先・販売価格・手数料・入金額
経費記録 日付・内容・金額・経費区分・支払方法
月次集計 月ごとの売上合計・経費合計・利益

売上記録シートの列構成

A列:日付
B列:作品名
C列:販売プラットフォーム(minne/Creema/BASE等)
D列:販売価格(円)
E列:手数料(円)※minne10.56%・Creema11%
F列:送料(円)
G列:入金額(円)=D-E-F

経費記録シートの列構成

A列:日付
B列:内容(例:レジン材料、梱包用箱)
C列:金額(円)
D列:経費区分(材料費/梱包費/通信費/道具代/交通費/その他)
E列:支払方法(現金/カード/PayPay等)
F列:備考(レシート保管場所等)

月次集計シートでの自動集計

SUMIF関数を使って売上・経費を月ごとに自動集計できます。

売上合計:=SUMIFS(売上記録!D:D, 売上記録!A:A, ">="&DATE(年,月,1), 売上記録!A:A, "<"&DATE(年,月+1,1))
経費合計:=SUMIFS(経費記録!C:C, 経費記録!A:A, ">="&DATE(年,月,1), 経費記録!A:A, "<"&DATE(年,月+1,1))
利益:=売上合計-経費合計

レシートの整理と保管方法

紙レシートの管理

レシートは月別にクリアファイルに入れて保管します。家庭のレシートと混ざらないよう、ハンドメイド関連の支出専用のファイルを用意してください。

レシートがない場合(電車代など)は、領収書の代わりに出金伝票に日付・金額・内容を記入して保管します。

スマホアプリを使った電子化

紙のレシートをアプリで撮影して電子化すると、保管スペースが不要になり検索も簡単です。

アプリ 特徴 料金
freee 会計ソフトと連携・自動仕分け 有料(月1,980円〜)
マネーフォワード 家計・会計両対応 有料(月880円〜)
Scannable Evernoteと連携・無料 無料
CamScanner PDF化・クラウド保存 無料(一部有料)

電子帳簿保存法(2024年完全義務化)により、電子取引(ネット購入のメール等)は電子データのまま保存することが義務づけられています。

月1回の記帳習慣化のコツ

「月末の30分+月初の30分」ルール

毎月の記帳を習慣化するコツは、決まった時間に決まった作業をすることです。

  • 月末30分:その月のレシートを整理してスキャン・写真撮影
  • 月初30分:プラットフォームの売上レポートを確認してスプレッドシートに入力

合計1時間で1ヶ月分の帳簿が完成します。

プラットフォームの売上レポートを活用

minneとCreemaは管理画面から売上の月次レポートをダウンロードできます。CSVファイルでエクスポートしてスプレッドシートに貼り付けることで、手入力の手間が大幅に減ります。

年度末に慌てないための通年管理

1月〜12月の記録を常に最新に保つ

記帳が滞ると、年度末に1年分をまとめてやらなければならなくなります。1ヶ月分のレシートを整理するのに1時間かかるとすると、12ヶ月分で12時間。毎月1時間ずつやれば、年末の大仕事がゼロになります。

年間集計表を作成する

12月末に、月次集計シートのデータをもとに年間集計表を作ります。年間売上・年間経費・年間利益が一目でわかる表を作っておくと、確定申告書の作成が格段にスムーズになります。

青色申告を目指す場合の準備

事業規模が大きくなって青色申告を検討するなら、年の途中からでも帳簿を整理しておくことが重要です。翌年1月の開業届・青色申告承認申請書の提出に間に合うよう、12月中に準備を進めましょう。

まとめ

ハンドメイド販売の帳簿付けは、売上・経費・利益の3項目を記録するだけの作業です。Googleスプレッドシートのテンプレートを作り、月末と月初に合計1時間の記帳時間を確保することで、年間を通じてスムーズな会計管理ができます。レシートはアプリで電子化し、確定申告の時期に慌てない体制を整えましょう。