ハンドメイド作家のマネーフォワード確定申告導入ガイド
この記事の目次
マネーフォワード確定申告とは
マネーフォワード確定申告(旧:MFクラウド確定申告)は、家計簿アプリ「マネーフォワードME」で知られるマネーフォワード社が提供するクラウド会計ソフトです。
銀行口座・クレジットカードとの自動連携、スマホからのレシート撮影、確定申告書の自動作成に対応しています。家計管理と事業収支を一元管理したい方や、シンプルな操作画面を好む方に支持されています。
料金プラン
| プラン | 月額料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 880円/月 | 確定申告・基本的な記帳機能 |
| パーソナル | 1,408円/月 | 請求書・見積書・口座連携無制限 |
| パーソナルプラス | 2,178円/月 | 消費税申告・電話サポート |
年払いにすると月額換算でさらに割安になります。パーソナルミニの年払いは月額換算で約733円です。
ハンドメイド作家の基本的な用途ならパーソナルミニプランから始めて、必要に応じてアップグレードする選択がコスト面で有利です。1ヶ月の無料トライアルが利用可能です。
初期設定の手順
ステップ1:アカウント登録
マネーフォワード確定申告の公式サイトからメールアドレスで登録します。マネーフォワードMEのアカウントを持っている場合は同じIDでログインできます。
初回ログイン後に設定する基本情報:
- 氏名・屋号
- 住所・生年月日
- 申告区分(青色申告55万円・65万円控除、または白色申告)
- 事業の種類(小売・製造・その他)
ステップ2:銀行口座の連携
「口座」→「口座を追加」から利用している銀行口座を登録します。対応金融機関は2,600以上あり、地方銀行・信用金庫を含む幅広い金融機関に対応しています。
口座連携後は過去の入出金データが自動で取り込まれ、収入・経費の仕分けが自動で提案されます。
ステップ3:クレジットカードの連携
材料購入・道具購入に使うクレジットカードを登録します。「口座」→「クレジットカードを追加」から登録でき、カード会社の会員ページと連携して明細を自動取得します。
売上データの取り込み方法
方法1:手動入力
売上件数が月10件以下であれば、手動入力が最もシンプルで確実な方法です。
「収入・支出」→「取引を入力」から以下を入力します。
- 取引日(販売日)
- 収入金額(販売価格)
- 勘定科目(売上高)
- 摘要(作品名・販売プラットフォーム名)
手数料は別途経費として入力するか、売上から差し引いた入金額で入力する方法があります。
方法2:CSVインポート
minneとCreemaは管理画面から売上データをCSV形式でダウンロードできます。マネーフォワードの「取引」→「インポート」機能でCSVを取り込めます。
列の対応付けが必要ですが、一度設定したフォーマットを保存できるため、毎月の作業は短時間で完了します。
CSVインポートの手順
- minne/Creemaの管理画面で対象期間の売上CSVをダウンロード
- マネーフォワード確定申告にログイン
- 「収入・支出」→「インポート」を選択
- CSVファイルをアップロード
- 列の対応付けを設定(日付・金額・摘要の列を指定)
- インポートを実行
青色申告65万円控除の申請手順
前提条件
青色申告の65万円控除(正確には電子申告をした場合)を受けるには、以下の条件が必要です。
- 事業所得または不動産所得がある個人事業主
- 開業届を税務署に提出済み
- 青色申告承認申請書を提出済み(開業から2ヶ月以内、または前年12月31日まで)
- 複式簿記で記帳(マネーフォワードが自動対応)
- e-Taxで電子申告(55万円控除は紙申告でもOK)
マネーフォワードでの申告書作成手順
- 年間の取引をすべて入力・確定させる
- 「確定申告」→「決算書を作成」から損益計算書・貸借対照表を確認
- 「確定申告書を作成」から収入・所得控除の情報を入力
- e-Taxへの送信またはPDF印刷を選択
- e-Tax送信の場合はマイナンバーカードで本人認証
freeeとの使い分け判断基準
freeeとマネーフォワードはどちらも高機能ですが、得意とする点が異なります。自分のスタイルに合ったソフトを選びましょう。
| 比較項目 | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|
| 操作の直感性 | ガイドが丁寧 | シンプルで素早い |
| 自動仕分けの精度 | 高い | 高い |
| スマホアプリ | 使いやすい | 使いやすい |
| 料金(最低プラン) | 1,980円/月 | 880円/月 |
| 請求書機能 | スタンダード以上 | パーソナル以上 |
| 連携金融機関数 | 1,000以上 | 2,600以上 |
| 家計簿との一元管理 | 別アプリ | マネーフォワードMEと連携可 |
| 向いている人 | 会計初心者・丁寧なガイドを好む人 | コスト重視・家計も一元管理したい人 |
freeeを選ぶべき人:確定申告が完全に初めてで、ステップバイステップのガイドに沿って進めたい方。操作画面がわかりやすく、電話サポートが充実しているため安心感があります。
マネーフォワードを選ぶべき人:コストを抑えたい方、すでにマネーフォワードMEで家計管理している方、金融機関の連携数の多さが重要な方。
まとめ
マネーフォワード確定申告はパーソナルミニプラン月880円から始められ、口座・カード連携による自動記帳と青色申告書の作成まで対応できます。コストを抑えながら確定申告を効率化したいハンドメイド作家に向いています。freeeと迷う場合は、まず両方の無料トライアルを試して操作感を比較してみてください。