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ハンドメイド梱包に入れるサンキューカード・お礼状の書き方と効果

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サンキューカードがハンドメイド販売にもたらす効果

ハンドメイド作品を購入してくれたお客様への感謝を伝える方法として、梱包に同封するサンキューカード(お礼状)は費用対効果が非常に高い施策です。1枚あたり5〜20円のコストで、以下の3つの効果が期待できます。

効果1:リピート率の向上

購入後に温かいメッセージを受け取ったお客様は、「また買いたい」という感情が強くなります。ハンドメイド作家の事例では、サンキューカードを同封している作家のリピート率は、同封していない作家と比べて平均15〜25%高い傾向があります。

効果2:レビュー投稿の促進

レビューを書かない最大の理由は「面倒くさい」「書き方がわからない」です。サンキューカードの中で「レビューを書いていただけると励みになります」と一言添えるだけで、レビュー投稿率が1.5〜2倍になることが報告されています。

効果3:SNS投稿の促進

丁寧なカードは「受け取った!」とSNSに投稿したくなる動機づけになります。カードのデザインがおしゃれであれば、梱包写真とともにInstagramに投稿されることも多く、無料の口コミ効果が生まれます。


効果的なサンキューカードの内容構成

サンキューカードは、4ステップの流れで書くと効果的です。

ステップ1:感謝の言葉(2〜3行)

「このたびは数ある作品の中から選んでいただき、ありがとうございます」のように、具体的な感謝を伝えましょう。「ありがとうございます」の一言だけより、「たくさんのショップの中から選んでくれた」という気持ちを含めると温かみが増します。

ステップ2:作品への想い(3〜4行)

購入された作品の制作背景や込めた想いを短く伝えます。「このアクセサリーは〇〇をイメージして作りました」「ひとつひとつ手作りしているため、個体差がございます。それが手作りの味わいです」など、量産品との違いを伝える言葉が効果的です。

ステップ3:次回来店への誘導(2〜3行)

「新作は毎月第1土曜日に追加しています」「Instagramで制作風景を発信中です」のように、再び関わってもらえる接点を自然な形で伝えます。

ステップ4:SNSフォロー・レビュー依頼(1〜2行)

最後に、SNSのフォロー依頼とレビュー依頼を一言添えます。「よろしければInstagram(@アカウント名)をフォローしていただけると嬉しいです」「ご満足いただけたら、ひとことでもレビューを書いていただけると励みになります」のような自然な言い方が好まれます。


手書き vs 印刷:どちらを使うべきか

方式 メリット デメリット 向いている場面
手書き 温かみ・特別感・記憶に残りやすい 時間がかかる・字が汚いと逆効果 高単価商品・リピーター・常連客
印刷(Canvaなど) 量産できる・デザインがきれい・コスト安 一斉送信感が出やすい 初回購入・低〜中単価商品・大量発送
印刷+手書きサイン バランスがよい・手間が少ない 少し特別感に欠けることも ほとんどのケースに対応できる

実務的には、印刷したカードに手書きで名前と一言を添える方式が最もバランスが良く、多くの作家に採用されています。


CanvaでおしゃれなサンキューカードをA6で作る手順

Canvaを使えば、デザインの知識がなくてもプロ品質のカードが作れます。

手順1:カスタムサイズを作成

Canvaにログインし、「カスタムサイズ」でA6(148mm×105mm)を指定して新規作成します。

手順2:テンプレートを選ぶ

「thank you card」で検索すると無料・有料テンプレートが多数表示されます。シンプルで清潔感のあるデザインを選びましょう。

手順3:ブランドに合わせてカスタマイズ

  • フォント:ブランドイメージに合ったものを2種類以内に統一
  • カラー:ブランドカラーを使用(カラーコードを保存しておくと便利)
  • ロゴ:ショップロゴがあれば小さく配置

手順4:PDFでダウンロードしてコンビニ印刷

A6サイズのPDFをセブン-イレブンやファミリーマートのコピー機で印刷できます。カラー印刷で1枚約30〜50円、モノクロで10〜15円です。


コスト目安と発注先の選択肢

方法 1枚あたりのコスト まとめ発注での単価
コンビニ印刷(カラー) 30〜50円
ネット印刷(ラクスル等)100枚 約15〜20円 500枚で約8〜10円
ネット印刷(ラクスル等)500枚 約8〜10円 1,000枚で約5〜7円
手書き(紙代のみ) 5〜10円

月に30件以上の発送がある場合は、ラクスルなどのネット印刷で100〜500枚まとめて発注するとコストが下がります。初めのうちはコンビニ印刷で試して、デザインが固まったらまとめ発注に切り替えましょう。


サンキューカードの文例テンプレート

以下は、すぐに使えるサンキューカードの文例です。自分のショップに合わせてアレンジしてください。


【基本テンプレート】

このたびは〇〇(ショップ名)をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この作品は〔作品への想い・制作背景を1〜2文〕。お手元に届き、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

また新作を随時追加しております。もしよろしければ、またいつかお越しいただけると嬉しいです。

Instagram:@アカウント名
ショップURL:〔URL〕

〔作家名〕より


サンキューカードは「書かなければいけないもの」ではなく、「作家としての気持ちを届けるツール」です。まずは一言の感謝から始めてみましょう。